ジャクエツ
保育教材、遊具、園児服などの企画・製造・販売を行う株式会社ジャクエツとともに、皆川とminä perhonenが遊具と制服をデザインしました。遊具は、自然物をモチーフに子供たちの感性や身体性に働きかける遊具であるよう、皆川がデザインに想いを込めました。
「kivi」は、浜辺で見つけた石の形からヒントを得て、有機的で多様な曲面で構成した造形です。「bird in the nest」は、鳥が巣で休んでいる様子をイメージした滑り台です。凹凸を自由なルートで登るという体験そのものが、子供たちの自由な発想や感覚を養うと考えました。「flower bird」は、羽ばたく鳥に乗って空を舞うような気持ちを想起させてくれます。たくさん並べて、渡り鳥が群れで飛ぶような景色をイメージしてデザインしました。
制服のデザインは、子供たちにとって初めての社会的なコミュニケーションの場である園での、喜びや幸福感の体験を制服に表現するというコンセプトです。家庭や園で嬉しいことや楽しいことがあった時、または何かを達成した時に、その想い出と共に円の中に隠された花やちょうちょたちを開いてあげます。これらのモチーフには、子供たちの心の中にある希望や可能性の種が花となるという想いを込めています。