*かごには何も入っていません。

9/27 実と鳥

生きているということが
尊いのは一回だけで戻れない
という唯一の条件の中で
私という個体が有限の時間と
無数の機会に出会い
心というものが生命の中に根を張り
やがて葉を蓄え花を咲かせ実をつけて
その実を互いに啄んでいる
ことを幸せだと感じる
からだろうか

心は実でもあり鳥でもある

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