*かごには何も入っていません。

12/3 心海

遠くの木々の隙間から
光の橋がこちらに向かって
架けられている

そこを渡ってくる
さえずりと影
逆光をまとう君

私は目を閉じてその光を
瞼の中に招き入れた

耳を澄まし沈黙の中
微かに残る葉擦れが
くすぐったいまま
格子柄のブランケットに
くるまって

心海に潜った

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