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  • 2022.10.12 KiKusa展「みな草のごとくさきわひあれ Comme l'herbe des champs」 10月22日~11月6日

    elävä Iにて、KiKusa展「みな草のごとくさきわひあれ Comme l'herbe des champs」を開催いたします。

    三重県松阪市に暮らす堀之内信哉さん、彩さんによる「KiKusa」。
    住まいの周りには田園風景が広がり、季節のうつろいとともに息づく植物を観察しながら、土を耕す生活はじつに豊か。生活の一部となっている創作活動は、様々な植物を探しに草原へ入り、ひとつひとつ丁寧に摘み採ることからはじまります。植物の美しい欠片が表すそれぞれの宇宙の姿を皆さまにお届けできたらと、今回 elävä Iにてご紹介いたします。

    草は生いや茂れる
    いきおいよく
    おこたりなく
    幾月はあますことなく
    生命の自然律から
    機微の歓び溢れる
    みな草のように

    名を知らぬ星の影も
    草の行いは大地の星の現れ
    野の小さき声が花なら
    いのちの幸ひあふる産声は
    みな草のごとく

    ― KiKusa

    *「さきわひ」とは「幸せ」の意や「植物の蔓根が伸びて栄える」の意がある万葉のことばです。

    KiKusa展 「みな草のごとくさきわひあれ」
    会期:10月22日(土)~11月6日(日)
    時間:11:00~19:00(展覧会開催期間は無休)
    場所:minä perhonen elävä I
    お問い合わせ:03-6825-3037
    *作家在店日 10月22日(土)、23日(日)

    プロフィール
    「KiKusa」堀之内 信哉・彩
    「木の下には草が生える」という自然のあたりまえの姿に感動して、植物を創作する「KiKusa」を始めてから十四年。
    野の草花や山の木葉の自然な姿から植物のアートを探し求める。
    民俗的な植物伝承の縁起と美しさからつくる「正月を祭る」「水無月祓え」を毎年開催。
    自然な営みの田畑で米・野菜を自然農でつくる「野の菜 NONONA」「野の禾 NONO-INE」を2021年より始める。
    「アート」「信仰」「農」から生まれる“何か”を信じ、自らの役割に導かれるようにゆるりと歩を進める。
    kikusa-botanique.com
    instagram.com/kikusa_botanique