2017–2018 Autumn / Winter Collection 「Le feu et les fleurs 火と花たち」


candle
火を囲み、人は集う。“キャンドル”を削り出した消しゴムハンコで、ひとつひとつ絵具を載せては押し、描いた図案です。ひとつずつ表情が違うキャンドルが点在する静かな絵と、たくさんのキャンドルが集まり、温かさを感じさせる絵の二種類が生まれました。


flowerscope
kaleidoscope(万華鏡)のように広がる花の世界を描いた、flowerscope。ウールシルクのほのかな光沢とふっくらとしたやわらかさを持ち合わせたテキスタイルに踊る花々。ドレスは襟元の細かなギャザーやウエストのリボンなど、細部への彩にも高揚感を表現しています。


finger stripe
フリーハンドで描かれるラインドローイング。指を揃えたようにまるくカーブするラインでストライプのように長い楕円形を並べています。毛足の長いカシミアガーゼにプリントしたやわらかなブラウス。


petal flame
今シーズンのテーマ“火と花たち”に深くリンクする、花びらのようにも炎のようにも見える刺繍柄。“花びらの炎”と名付けられ、民族や家族に代々継承されゆくようなデザインへと昇華しました。ウエストと裾に施されたチロリアンテープのような刺繍は、チュールに刺繍を施す際に必ず配される補強刺繍。色の連なる楽しいリズムをそのままデザインに生かしました。


jardin
ふくよかに、情熱的に咲く花は、パイルジャカードにより立体的に織られています。今回初めて3色での表現を試み、陰影を表した奥行きのあるテキスタイルとなりました。レッド、ベージュ、ネイビーの3色展開で、それぞれが庭の中に広がる時間の移り変わりを表現しているようでもあります。


spica
穂がこうべを垂れ、揺れる刺繍柄。ひと粒ひと粒がふっくらと、繊細に表現されています。このブラウスはやわらかく光を受け止めるシルク素材。ギャザーをたっぷりと寄せながら、軽く、肌触りの心地よいブラウスとなりました。


tambourine
minä perhonenのスタンダード柄であるtambourineがコートの中を自由に踊っているようです。今シーズン初めてtambourineの刺繍をテープ状に仕立て、生地の上をランダムに走らせました。tambourineの新しい表情がコートとスカートに載せられました。


shadow mist
カシミヤベルベットのドレス。ドレープによる陰影もやわらかく、ほのかな光沢を深く映し出します。ベルベットのベースはシルクが支え、カシミアの起毛で彩られた大変心地よい素材。シンプルに広がるシルエットの上質な一着です。


photograph : Norio Kidera
hair & make-up : Eri Akamatsu (esper.)
model : Sakura Maya Michiki, Ibuki Sakai