2018 Spring / Summer Collection 「共生する」


bird boat
爽やかなリネンにパイルジャカードで描かれた、水面に静かに漂う水鳥たち。
朝霧の立ち込める港に停泊する小舟のようなその姿を格子模様のように並べ、抽象と具象のあいだの表現を追求しました。


flower cake
花の甘い香りに誘われて蝶が集まる様子を、刺繍を密に重ねて描いたテキスタイル。
繊細でやわらかなシルクシフォンの生地一面に施された刺繍が、フレアースリーブやウエストのゴムギャザーによる生地の動きにより、さまざまな表情を見せます。


garden patchwork
庭に咲く名もない草花たちが、根まで描かれ、粗野に継ぎ接ぎされているような刺繍柄。ボーラー刺繍によりところどころ光を通す穴が開いています。さまざまな草花が大切に集められてそっと置かれたようなテキスタイル。


sumile
一面がスミレの花に覆われた野原を描いたプリント柄。さわさわと風に揺れる花びらの隙間から、陽の光がこぼれます。


flower cake
優しい光沢を持つシルクコットンの生地に、flower cakeの刺繍を帯状に配したブラウス。
芍薬を彷彿とさせる鮮やかなピンクが、今シーズンらしい1着。


tanpopo
繊細な刺繍を重ね、ひたむきに生きるタンポポの姿を描いたテキスタイル。デザイナーはこのデザインを描きあげた後に向かったフィンランドのフィスカルスで、綿毛をまとうタンポポの群生と出会いました。
デコルテラインからゆるやかに立ち上がるスタンドカラー、裾に入れたラウンドスリットが、Aラインのシンプルなドレスにやわらかなリズムをもたらします。


line tree
森の樹々や気配をハンドドローイングによるストライプで描いたプリント柄。森に射す光と影が旋律を奏でるように揺れる軽やかなドレス。


enfants terribles
子供達の屈託のない笑顔や、無邪気でいたずらっぽいはしゃぎ声が聞こえてくるような賑やかなプリント柄。細かな千鳥格子の上にプリントを重ね、重なる色がまた新たな色を生み、奥行きを持つテキスタイルとなりました。


ribbon flame
リボンがささやき合うように交差し繋がりあい、柔らかなフェンスのように無限に続いていきます。幾何学模様を揺らぎを持つ表現へと分解し再構成する描き方は、デザイナーがずっと模索し続けていることのひとつです。


photograph : Mitsuo Okamoto
hair & make-up : Shinya Kawamura (mod's hair)
model : Leah Ogawa